この頃、週末となるとお天気が崩れるので、小学校や保育園でのシーツ・体操服・給食セットといった洗濯物を乾かすのに苦労する。室内干しと昼食作りを並行してやっていたら、何と、消したつもりでガスの火をつけっぱなしにして、お鍋を盛大にこげつかせてしまった。
一歩間違えれば大火事だ。自分の迂闊さに気持ちが沈んで、暗くなっていたところ、表情を読んだのか、つねぞうが声をかけてきた。「お母さん、元気出して。そんなに気にしないのよ」「ありがとう。でも、うっかりしてたのが情けなくてねぇ・・・」「もー、お母さんてば。反省なんて、ちょっとだけして、あとは忘れとけばいいんだって!!」
笑顔で言い切られた。つねぞうの忘れ物がなかなか直らない理由を、明白に見せ付けられた気がする。