こんな夢を見た。(夏目漱石風味)
私はいつものように、あきぞうと居間で遊んでいた。あきぞうもいつもどおりだった。ただしいつもと違うことには、あきぞうが何故か2体に増えていた。あきぞうAに「あきく〜ん、こっちだよ」とボールを投げ、あきぞうBを「たかいたか〜い」と笑わせる。あきぞうが2人いることには疑問を持っていなかった夢の中の私だが、唐突に、「いや、どちらも『あきぞう』という名前なのは変だ!」という点が気になり始めた。あきぞうAの名前は? 「あきぞう」だ。ではあきぞうBの名前は・・・やはり「あきぞう」だ。全く同じ名前? そんなバカな! 何か他の名称があるはず。しかし思い出せない。どうしても思いつかない。ウンウン唸っていた私は、ついに夢の中の夫に助けを求めた。「ねえ、こっちのあきぞう(あきぞうA)の名前って、何だっけ?」「あきぞうだよ」「だよねぇ・・・じゃ、こっちのあきぞうBの名前は?」「何言ってんの。ルフレッドじゃないか」「え、そう・・・アルフレッド? そうだっけ?」「ああ、アルフレッドだよ」力強くイイ笑顔で答える夫に、何となく流されかけたところで、目が覚めた。急いで確認すると、隣で寝ているあきぞうは、もちろんお1人様だった。
・・・何、この夢??