夕食の支度をしつつ、ふと振り向くと、夫と子ども2人がそろって部屋を散らかしながらくつろいでいた。床に散乱するクレヨン、お絵かき帳、本、チラシ、エトセトラ。何だかもう3人同列にしか見えず、つい「もうすぐご飯だからお片づけして、手を洗いに行きなさい、1号2号3号!!」と怒鳴ってしまった。
数秒沈黙が落ちたが、やがて夫がそろそろと立ち上がり、「1号行ってきま〜す・・・」と洗面所に向かう。その後につねぞうが「2号いきます・・・」と続き、あきぞうも「わたし、さんごう・・・?」と首を傾げながらついて行った。つくづく親子だなぁと思ったのだが、そうなると私は一体どういうポジションなのだろう。なお、つねぞう&あきぞうは、どことなく戦隊ものの香りがする「2号」「3号」という呼称が気に入ったらしく、寝る直前まで「2号!」「さんごうー!」と何やらポーズを決めてはしゃいでいた。