読みさしの漫画本をソファに置いたままにしていると、つねぞうが目ざとく見つけ、興味津々に覗きこんでいた。『動物のお医者さん』文庫版8巻で、表紙にはプードルのようなむくむく犬・チョビ・ミケがいる。何故だかそれがえらく気に入ったらしいつねぞう、盛んにプードルとミケを指しては「ワンワン!」「ニャアニャ!」と繰り返しているのだが、どういう訳かチョビには無反応だ。「つねぞう、こっちのワンワンは?」と訊いても、やっぱり無視。
・・・そういえば、親戚やご近所宅でよく見る犬は、プードルやマルチーズコーギーなど。その他、テリアやパグにも馴染みのあるつねぞうだが、未だかつてシベリアンハスキーには会ったことが無いはずだ。お散歩によく行く公園でも、ハスキーを見かけたことはないし・・・。
どうやら、つねぞうの中では「ハスキー」が「犬」だと認識されていないようである。あのね、ワンワンてね、いっぱい種類があるんだよ・・・。チョビ好きの母としては、早くつねぞうの認識する世界が広がることを願ってやまない。