つねぞうの食事のたびに、困っていることがある。食べ物を次から次へと、詰めこむようにして口に入れてしまうのだ。「オエッてなるよ」「ゴックンしてから、次のをとろうね」と言い聞かせるのだが、その場だけモグモグしては、やはり次々と詰めこもうとする。私が食べさせる時には、ペースを調節できるのだけれど、最近は自分で食べたがるようになって、下手にこちらが手を出すとムキーと怒るので、どうしても詰めこみになりがちだ。さながら、冬眠支度をするリスのようである。
気がかりなので、保育園の連絡帳で「家ではこんな感じです。園ではどうでしょうか?」と相談してみた。果たして担任の先生から、「園でも詰めこむように食べています。ゆっくりねと注意するのですが、つねちゃんの場合、食べたいという意欲が先走りすぎているようです」という、何とも言い難い回答がきた。
食への意欲かぁ・・・さすがにプロの言葉は、言い得て妙だ・・・と感心しつつも、脳の9割を食への執着が占めているような我が子の行く末が、ふと心配になる秋の夜。