両手をぐるぐる回して「あーむ」・・・拳を突き出し、「ばん!」 という謎のしぐさをつねぞうが何度も繰り返しているので、何かと思ったら「あんパンチ」だった。
我が家では、つねぞうにテレビやビデオを一切見せていない。キャラもの嫌いな夫は「つねぞうはキャラクターものとは無縁に育てよう」などと言っていたが、児童館でだって病院でだって、道を歩けばアンパンマンと出会うのが今時のお子さまなのである。初めて喋った言葉が「あんぱんまん」というお友達だっているほどだ。NHKのキャラにはとんと無反応なつねぞうも、アンパンマンはどうやら「別格」らしく、GENKIのオムツを買ってきた時には(いつものメリーズが切れていた)「あんぱん!あんぱん!」と大はしゃぎだった。夫は不機嫌に「誰も教えてないのに、何で・・・」とブツブツ。つくづくアンパンマンさまの影響力は凄まじい。
しかし、アニメを見てないのに「あんパンチ」をどこで仕入れたのか? 不思議に思ったが、保育園の先生の「つねちゃんのクラスはみんなアンパンマン好きですからねぇ、お友達に教わってましたよ」という台詞で謎が解けた。うーむ、こうやって親の知らないところで知識を仕入れて大きくなっていくのね・・・。というわけで、「あーむ、ばん!」「えーい、やめんか〜」の掛け合いがしばらく続きそうな我が家です。