世の中に歌は数多くあれど、子どもに歌ってあげるのは、結局自分が子どもの頃に聞いた歌になるらしい。もう秋だなぁ、と思うと、「♪ふーけゆく秋の夜 旅の空に」と知らず知らず『旅愁』が口をついて出たが、これも自分の親が歌っていた覚えがある。「♪こいしや故郷 なつかし父母」のくだりをつねぞうが気に入ったようで、「ねぇ、『こいしや』のお歌うたってー」とリクエストしてきた。自分でも、「こーいしやー、こーいしやー」と繰り返し口ずさんでいる。しかし、そこだけ聞くと・・・まるで安寿と厨子王?(「安寿こいしやホーヤレホー」) ちなみに最近は、敬老行事で覚えた「虫の声」もレパートリーに入ったつねぞうであった。