いつものようにつねぞうを保育園に迎えに行く。ご機嫌で支度を終え、お友達に「ばいばーい」「あくしゅ!」「またあしたね〜」と愛想を振りまき、歌を歌いながら帰路についたつねぞうだったが、途中から黙りこくってしまった。こちらが「何か妙に静かだな・・・」と気づいた時にはもう自宅の前。「つねちゃん、どしたの? 眠いの?」「うん・・・」うつむきながら答えるつねぞう。「ちょっと待っててね」と家の鍵を開けようとすると、いきなりつねぞうがゲボッと吐き戻した。うわぁ! 慌てつつも、あきぞうをおんぶしていたので、まずあきぞうを家の中に寝かせてから、つねぞうを抱っこして運び入れる。灯りの下で見ると、確かに顔色が悪かった。その後も何度か吐き戻したので、早々に寝かせることにする。横になって、少し落ち着いたかな? という頃を見計らい、バケツを持って外に出た。つねぞうが玄関外で吐いた跡を、そのままにしておくわけにはいかないため、水で流してひとまず後始末をする。ちなみにあきぞうをおんぶしての作業だったので、冬の夜に鬼気迫る表情で水をまく私はさぞ奇妙な風体だっただろうと思うけれども、そんなことには構っていられない。家の中に入ると、つねぞうがまた吐いたらしく、「うわぁぁん」と泣き出していた。それをなだめて、顔を洗ったりうがいをさせたりしてから、また寝かしつける。苦しいらしくひくひく泣いていて、見ていて可哀想だ。吐くといってもそんなに勢いよくではないし、熱もさほどないので、胃腸風邪かな、という気がするが、時期柄ノロだのロタだのといった疑いも捨てきれない。ともあれ明日朝一番で病院に行くことにして、まずは今夜を乗り切ることだなぁ・・・。