うちの最寄り駅には今時エレベーターが無いので難儀するのだが、保育園の最寄り駅では、最近めでたくエレベーターが新設された。つねぞうがこのエレベーターがお気に入りで、「いそげいそげ〜」と小走りで駆け寄っては、到着したエレベーターのボタンを「つねちゃん押すからね!」と張り切って手をのばしたりする。今日も、「いそげ、いそげっ」と駆け寄ろうとして、足がひっかかったのか、エレベーターの前で、見事にベチャッとこけた。慌てて助け起こしていると、「大丈夫ですか?」と声が。見ると、エレベーターの中に乗り込んでいる男性が、こちらを待っているのか、ドアを開けたままにしてくれている。お礼を言って乗り込んだのだが、出るときもベビーカーを気遣って、ボタンを押してくれたので有難かった。「元気がよくてかわいいですね。何歳ですか?」「ありがとうございます、3歳と1歳なんですよ」「そうですかー・・・。僕も、9月に父親になるんです」「そうなんですか! 楽しみですね」そんな話題を聞くと、こちらまで嬉しくなるものだ。こういう優しい心遣いをしてくれる人なんだから、良いパパになりそうだなぁ。つねぞうも嬉しかったのか、別れ際に「ありがとございます、ばいばーい」とブンブン手を振り回していた。うんうん、良かったね。でもとりあえず、もうエレベーターで興奮しすぎるのはやめとこう。