昨夜から降りだした雪が積もって、朝起きたら外が凄いことに! お日さまは眩しく照っているので、既に雪が溶け出して地面も結構凄いことになっている中を、保育園へと出発。当然子どもたちは大はしゃぎで、真っ白い雪をすくっている。
道端には既にいくつかの雪だるまが作られていて、「すごーいね」「わたしも作りたい」などと言いながら進んでいくつねぞうとあきぞう。これは、家の向かいの駐車場にあった力作。

カフカの雪は目にも楽しい・・・と思っていると、いきなりあきぞうがステンと転んでしまった。泣くかと思いきや、目をキラキラさせて自分の転んだ後を見つめている。「あとがついた!」「すごーいすごーい!」勢い込んで、手や足で雪型を取り始めた。あー、確かに楽しそうですね。

寒かろうと思うのだが、そんなことにはお構いなしで、ペタペタと雪のスタンプを楽しむ子ども。あっという間に、駐車場の余白に作品が誕生した。

その後、行く道すがらでもスタンプを楽しんだり、道端の雪だるまと挨拶したりで、普段の倍以上も登園に時間がかかってしまったけれど、いつもと違う街の風景を子どもたちは充分に楽しんだようだった。しかし、この陽射しでは日中に大部分が溶けてしまうだろう。こんなに興奮していては、帰りにガッカリするのでは? そんな心配をしていると、何とつねぞうが、あきぞうに神妙な顔で教え諭していた。「いい、あきくん? 悲しいけれど、この雪は、きっと帰りには消えてしまうのよ」「えー・・・」「雪はそういうものなのよ。わかった?」・・・説得の手間が省けたのは助かったが、そんな諸行無常を悟っている5歳児というのも何だか微妙だな・・・。